サポート会話で製品Aの保証期限と製品Bの返品期限の両方が話題になった。利用者が「それはいつまで?」と質問したが、どちらを指すかは会話から特定できない。
利用者はどちらか一方の期限を知りたい。両製品の資料を閲覧する権限は確認済みで、検索すれば両方の期限の資料が見つかる。
質問の意図に合う一つの期限を回答するため、最初に取る対応として最も適切なものはどれか。
会話から参照先が明らかなときは省略語を補って検索できる。複数の解釈が残る本問では、対象を確認してから検索する。資料が存在すること、閲覧できること、利用者の意図に合うことは別の条件である。
詳細解説
異なる対象の期限を混ぜても、利用者が求める一つの対象を特定したことにはならない。
候補を広く取得することは探索に使えるが、異なる期限をまとめて一つの回答にすると対象を混同する。検索量の追加で、利用者による対象の選択を代替しない。
本問は会話だけでは参照先を特定できない前提なので、登場順だけで対象を確定できない。
直近の話題が参照先になる場合はあるが、本問では対象を特定できないと明示している。登場順という一般的な手掛かりを、確定した利用者の条件へ置き換えない。
会話から補えない参照先を確認してから検索語へ反映すれば、別の対象の正しい情報を誤って回答することを避けられる。
「製品Aの保証期限と製品Bの返品期限のどちらですか」のように残る解釈を限定して確認できる。確認した対象を明示的な検索クエリへ反映し、取得根拠に基づいて期限を回答する。
検索スコアはクエリと資料の関連度であり、利用者がどちらを意図したかの確認にはならない。
検索対象が未確定のまま得た順位は、どちらの製品を利用者が選んだかを示さない。取得結果の正確さを評価する前に、検索語の対象が意図と合うかを確認する。
公式資料で確認する
以下の項目を公式資料の記述と照合して確認します。
AIF-C01 Task3.2、BedrockのDesign a promptとQuery a knowledge base and retrieve dataを読み、参照先が明確な会話と本問の曖昧な会話を比較する。
参考にした公式資料
確認できる内容
検索の関連度や閲覧権限だけでは質問対象を確定できない理由と、解釈が残る条件だけを確認する対応を説明できる。
理解のポイント
- 参照先の特定
- 関連度と意図の区別
- 必要な確認質問
確認時の注意
- 確認環境: 現行AIF-C01とAWS公式資料による参照確認。架空の会話・構成を比較し、実利用者の情報保存・AWS API呼び出し・モデル推論は行わない。
- 公式資料で曖昧さを減らす指示と、検索結果の内容・関連度の役割を確認する。本問の確認質問はそれらを用いたアプリ設計上の判断である。
- 参照先が履歴から一つに決まる場合まで確認質問が必須とはしない。架空の会話を比較し、実サービスの検索やモデル推論は行わない。
基礎のおさらい
補完できる参照と残る曖昧さ
履歴で対象が明らかな場合は、代名詞を製品名などへ置き換える。履歴でも一つに決まらない場合は、モデルに対象を推測させるだけでは意図の確認にならない。
資料の関連度と質問意図の違い
Retrieveの結果には資料内容や関連度スコアが含まれる。検索語が誤った対象を指していれば、正確な資料を取得しても現在の質問への答えとは限らない。
必要な条件だけを確認する
本問では製品と期限の種類を短く確認し、回答を得てから検索する。常に全質問を聞き直すのではなく、解釈が残って回答へ影響する条件を対象にする。